教育、経済、政治、労働システム・・・etc。幸福度1位のデンマークから幸福度46位の日本が学ぶべきものとは
デンマークといえば、国連が発表する「世界幸福度ランキング」で毎回上位にランクする幸福大国(2015年最新版は1位)。
教育、経済、政治、福祉、労働システムなど、その実情を駐日デンマーク大使館がツイッターで伝えてくれています。
その様子は幸福度ランキング46位(2015年最新版)と、下位に位置する日本にとって極めてお手本になることは間違いありません。
・教育
⇒大学院まで教育費が無料。奨学金も給付。授業はテストがなく先生と生徒の討論が中心
デンマークでは全ての学生に月額8万円程度(条件により異なる)の給付金が支給されます(貸与ではなく支給されるので返済不要)。大学や大学院の授業料も無料ですので、基本的には個人の経済力に関わらず勉学の意思があれば大学院まで修了できます。小さなアパートを買って住む大学生も多いようです。
— 駐日デンマーク大使館 (@DanishEmbTokyo) October 23, 2015
デンマークでは全ての学生に月額8万円程度(条件により異なる)の給付金が支給されます(貸与ではなく支給されるので返済不要)。大学や大学院の授業料も無料ですので、基本的には個人の経済力に関わらず勉学の意思があれば大学院まで修了できます。小さなアパートを買って住む大学生も多いようです。
— 駐日デンマーク大使館 (@DanishEmbTokyo) October 23, 2015
#デンマーク では2020年に高学歴者を中心に84,000人の労働力が不足し、それにより990億クローネ(約1.7兆円)の税収が見込めないと試算されています。そのため、教育、労働市場、移民などの面での改革が議論されています。 pic.twitter.com/WYUzgnyhlK
— 駐日デンマーク大使館 (@DanishEmbTokyo) December 2, 2015
国民の才能を伸ばし・活かしている国のランキングで #デンマーク は世界で2番目になりました!特に教育や職業訓練などの分野で世界トップレベルの評価を受けています。https://t.co/VHAVjDhBwi pic.twitter.com/gWe0zvqb0Q
— 駐日デンマーク大使館 (@DanishEmbTokyo) November 27, 2015
#デンマーク の学校:テストなし。塾なし。板書なし。先生と生徒が平等。討論をする。自分で放課後を楽しむ・・・「自分で考える力養う 他者との対話を尊重する初中等教育」(山陽新聞)https://t.co/h1JooZX0uC pic.twitter.com/zv82hxSKwW
— 駐日デンマーク大使館 (@DanishEmbTokyo) November 27, 2015
#デンマーク では2020年に高学歴者を中心に84,000人の労働力が不足し、それにより990億クローネ(約1.7兆円)の税収が見込めないと試算されています。そのため、教育、労働市場、移民などの面での改革が議論されています。 pic.twitter.com/WYUzgnyhlK
— 駐日デンマーク大使館 (@DanishEmbTokyo) December 2, 2015
・労働
⇒週の労働時間は37時間。。残業は基本的になし。年に5週間の有給あり。
デンマークでは週の労働時間は37時間(1日平均7.4時間)。実際にはそれ以下に定めている企業もあります。残業は基本的にありません。勤務時間はフレックスを採用する職場が多いようです。 pic.twitter.com/7Ui2DgA94s
— 駐日デンマーク大使館 (@DanishEmbTokyo) October 20, 2015
デンマークでは、年5週間の有給休暇が認められています。実際には6週間以上取得できる職場も多いようです。全ての人が有給休暇をほぼ100%消化します。 pic.twitter.com/s622spEjiX
— 駐日デンマーク大使館 (@DanishEmbTokyo) October 20, 2015
【お詫びと訂正】昨日の残業についての投稿に誤りがありました。月に12時間の残業をした場合、35%増しで16時間12分の代休を取得できます。つまり約2日間の代休を取得するか、その分の残業代をキャッシュで受け取るかを選択できます。失礼いたしました。
— 駐日デンマーク大使館 (@DanishEmbTokyo) October 21, 2015
デンマークの職場では、残業の規定がないところもあります。そもそも残業がほとんどない上、日々の業務量に応じてフレックスタイムで処理する(遅くまで働いた場合は翌日は早く帰宅して調整するなど)ことが多いためです。職種毎組合の力によって、初任給からある程度の高給であることも背景にあります
— 駐日デンマーク大使館 (@DanishEmbTokyo) October 22, 2015
デンマークでは、産休(有給)を女性は18週間(出産前4週間、出産後14週間)、男性は2週間取得できます。育児休暇(有給)は男女とも32週間まで取得できます。このうち3分の1を子どもが9歳までに取得することも可能。仕事をしながら子どもを生み育てることができるよう配慮されています。
— 駐日デンマーク大使館 (@DanishEmbTokyo) November 2, 2015
#デンマーク の企業では、従業員の代表も取締役会に加わります。その数は取締役会の3分の1以上。現場の声、労働者の声が企業経営にも反映されるようになっています。https://t.co/NPOYR4khra pic.twitter.com/IUGcchp6kc
— 駐日デンマーク大使館 (@DanishEmbTokyo) December 8, 2015
自由を重んじる #デンマーク では政府・民間を問わず、副業(収入の有無は問わない)は本業との利益相反がない限り広く認められています。また協同組合や労働組合、地域社会でのボランティア、サークル活動なども盛んです。個人の持つ才能や意欲を自由に活かし、人生を楽しむのがデンマーク流!
— 駐日デンマーク大使館 (@DanishEmbTokyo) December 3, 2015
一方日本の労働時間。各種データでは一見減少しているように見えますが、実のところこれはデータ上のトリックであり、正規社員の労働時間に限っては25年前と変わっていないことが最新の研究結果で示されています。25年前というと、時はバブル期真っただ中。テレビでは「24時間、たたかーえますか」という狂気に満ちたCMが流されていたころです。
・政治
⇒高い政治参加
デンマークの投票率はOECDで第4位。上位3位の国は投票が義務で棄権すると罰金がある国ですので、デンマークは事実上、選挙で最も国民が投票に参加する国であると言ってもいいかも知れません。#デンマーク #選挙 #投票率 pic.twitter.com/JGql8e2QkY
— 駐日デンマーク大使館 (@DanishEmbTokyo) November 10, 2015
これは余談ですが、「投票率のみならず、デモなどといった直性参加も含めて政治への参加率が高い国ほど人々の幸福度が高い」といった話があります。
#デンマーク の国会議員は最長1年の育休制度があり、休業中は報酬が全額支給されます。選挙で落選した比例候補名簿で上位だった人が代理議員を務めます。こうした配慮により、出産や育児をする人が国会議員になりにくいということがありません。 pic.twitter.com/WsuFUbCZIU
— 駐日デンマーク大使館 (@DanishEmbTokyo) December 3, 2015
1953年 #デンマーク は上院を廃止して一院制に移行しました。旧上院の議場は国民共有の財産であり、国民が有料で借りてパーティーなどを開くことができます。上院の代わりに、#オンブズマン が複雑化した行政を監視する機能を担っています。 pic.twitter.com/AuR8uYQ4Kx
— 駐日デンマーク大使館 (@DanishEmbTokyo) November 27, 2015
・福祉
⇒介護職の平均給与が46万円
デンマークの #介護 は、高齢者がその能力を活かし住み慣れた家で生活を維持できるよう配慮されています。#デンマーク における介護職の平均給与は26,484クローネ=約46万円です。https://t.co/AAHCUuRGT2 pic.twitter.com/4ipV3oo2E7
— 駐日デンマーク大使館 (@DanishEmbTokyo) November 30, 2015
#デンマーク における #育児休暇 の日数や0歳~17歳の子どもに支給される #子ども手当て の額、#保育園 の保育料などについてまとめました。駐日デンマーク大使館のFacebookページをご覧ください!https://t.co/hPkm3XyKIW
— 駐日デンマーク大使館 (@DanishEmbTokyo) December 2, 2015
・環境
COP21:新しい北欧の気候ソリューション | 北欧地域の温室効果ガス排出量は過去20年で約20%、エネルギー消費量も同程度減少しているにもかかわらず、GDPは約50%も伸びています。https://t.co/3Ouc1nDzUA
— 駐日デンマーク大使館 (@DanishEmbTokyo) December 4, 2015
・子供への福祉
⇒18歳になるまで子ども手当。
#デンマーク では子どもたちの福祉を重視しており、18歳になるまで子ども手当てが支給されます。月額は以下の通りです。0-2歳:約26,000円 3-6歳:約21,000円 7-14歳:約16,000円 15-17歳:約16,000円 pic.twitter.com/HNOXCouVVd
— 駐日デンマーク大使館 (@DanishEmbTokyo) December 4, 2015
一方、日本の子どもは6人に1人が貧困。子どもの貧困率は15.7%(2009年のデータ)。
・経済
世界銀行の「ビジネスのしやすさ」ランキング2016。#デンマーク は3位です!https://t.co/QfY9HiMEUg pic.twitter.com/VAcNlYnfdg
— 駐日デンマーク大使館 (@DanishEmbTokyo) November 17, 2015
・各種税
デンマークの消費税は25%(日本は8%)です。軽減税率はありません。また所得税率は平均で35%-48%で最高56%(日本は5%-45%)。一方で法人税率は23.5%(来年から22%)で32.11%の日本より低いです。 pic.twitter.com/r0Cdvsh0Wc
— 駐日デンマーク大使館 (@DanishEmbTokyo) October 27, 2015
・同性婚に寛容
東京都・渋谷区が同性カップルに発行する証明書の申請が今日から始まりました。デンマークは1989年に世界で初めて、事実上の同性結婚(同性パートナーシップ)を認めた国です!デンマークでは、婚姻届に性別を書く欄がありません。 pic.twitter.com/SDDbJw5fH3
— 駐日デンマーク大使館 (@DanishEmbTokyo) October 28, 2015
・年金
デンマークの年金制度は4年連続で世界1位!デンマークでは年金保険ではなく税金が財源です。保険料が払えず年金がもらえないという問題が生じません。https://t.co/eHCANrxZOA(マーサー社調査) pic.twitter.com/ooD2VnQUnl
— 駐日デンマーク大使館 (@DanishEmbTokyo) October 30, 2015
・その他
コペンハーゲンのオペラ・ハウス。今週末から、ウェーバーの「魔弾の射手」が始まります!オペラ・ハウスの美しい建物自体も一見の価値あり!https://t.co/3THMNGbd1C pic.twitter.com/agpbZfm0ox
— 駐日デンマーク大使館 (@DanishEmbTokyo) November 2, 2015