新型「Surface Pro10」「Surface Laptop6」の情報がリーク。性能が大幅に向上し、AppleシリコンMacと同等の性能に
マイクロソフトの新型機種、「Surface Pro10」と「Surface Laptop6」の情報がリークされています。
・情報筋によると、マイクロソフトは現在、Surface ProとSurface Laptopの大幅なアップデートに取り組んでいる。
・この新型モデルでは、改良されたデザイン、新機能、Intel 第14世代チップと次世代Qualcomm X Seriesチップの搭載が特徴となる。この新デバイスは2024年春に発表され、マイクロソフト初の次世代AI PCとして販売される。
・新型Surface Proと新型Surface Laptop、その両方にインテルモデルとArmチップモデルが用意され、どちらも次世代NPU（ニューラル・プロセッシング・ユニット）シリコンを搭載する。Armモデルは具体的には、クアルコムの新型「Snapdragon Xシリーズ」チップのカスタムバージョンが搭載される。
・マイクロソフト社内では、クアルコムの新しいチップを搭載した次世代モデルをコードネーム「CADMUS」と呼んでいる。
このPCは、コードネーム「Hudson Valley」と呼ばれるWindowsの次期バージョン用に設計されており、マイクロソフトが2024年にリリースするこの新型Windowsに組み込む予定の次世代AIエクスペリエンスの多くが活用できる。
・具体的には、マイクロソフトはCADMUS PCがアップルシリコン搭載Macのライバル機種となり、Mac同様のバッテリー寿命、パフォーマンス、セキュリティを備えると宣伝する。
次期Surface ProとSurface Laptopは、2024年後半に予定されているHudson Valleyのリリースに向け、来年出荷される最初のCADMUS PCとなる見込みだ。
・Surface Laptopでは、デザインがこれまでのものから大きく変わる。具体的には、ベゼルが細くなり、ディスプレイの角が丸くなり、ポートが増える。Surface Laptopシリーズがデザインを一新するのは今回が初めてのこととなる。
Surface Laptop 6のサイズに関しては、今回も2つのサイズが用意される。ただし、小さい方のモデルは、Surface Laptop 5の13.5インチから、13.8インチへとわずかにディスプレイが大きくなる。情報筋によると、大きい方のモデルは15インチのまま。
・Surface Laptop 6は、2つのUSB-Cポートと1つのUSB-Aポート、マグネット式のSurface Connect充電ポートなど、ポートの選択肢も広がる。マイクロソフトはまた、触覚タッチパッド（おそらくSenselテクノロジーを採用）と、Windows Copilotに素早くアクセスできる専用のCopilotボタンをキーボードデッキに追加する予定。
・新型Surface Laptop 6は、MacBook Airと真っ向から競合するように設計されている。
・次期Surface Proは、ARMチップのおかげでこれまでで最もパワフルな機種になる。Surface Laptop 6ほど劇的ではないが、次期Surface Proも大きなアップデートになりそうだ。
情報筋によると、Surface Pro 10に搭載される最も重要な変更は主にディスプレイに関するもので、HDRコンテンツをサポートすることでより明るくなり、映り込みを抑える反射防止コーティングが新たに施され、ディスプレイの角も丸くなる。
・Surface Pro 10では解像度も変更されるかもしれない。マイクロソフトは現在、従来のSurface Proの2880 x 1920から2160 x 1440に若干下げたバージョンをテストしている。情報筋によると、この低解像度パネルは下位モデルでのみ検討されており、高価なモデルには引き続き高解像度ディスプレイが搭載される。
・次期Surface ProではNFCリーダーと、広角度FoVウェブカメラも搭載する。新色も登場する。また、Windows Copilotに素早くアクセスできる専用のCopilotボタンを備えたType Coverアクセサリーも登場するようだ。
・今後発表されるArmチップのおかげで、この次期Surface Proは性能面で従来のものよりも飛躍的に向上する。すなわち、アップルのMacBook AirやiPad Proに迫る、あるいはそれ以上となるものになる可能性が高い。