2024年発売、「iPad Pro 第7世代」のリークスペックまとめ
更新情報
4/9:
3/24:「1:製品名・発売時期・ポイント」
New→1:製品名・発売時期・ポイント
【①:「13.0インチ iPad Pro 第7世代」「11.0インチ iPad Pro 第5世代」】
発売時期:2024年4月-5月
ポイント:マイナーアップデートにとどまった2022年モデルとは異なり、次期モデルは大幅なアップデートがなされる。
ディスプレイサイズは現行モデルより、それぞれ0.1インチアップ。
・発売時期
調査会社Omdiaの2023年7月レポートによれば、アップルは2024年、新型iPad Proの量産を開始。その後、順次発売。
よって、本デバイスは2024年4月-5月の発表と発売が期待されています。
また経済メディア・ブルームバーグの23年11月のレポートによれば、アップルは2024年、すべてのiPadモデルにおいて最新製品を発売します。
・アナウンス日(製品発表日)がリーク
24年3月の複数リーク情報によれば、本製品は「2024年3月26日(火:現地時間)の発表、同4月の発売が期待されています。
【②:「14.1インチ iPad Pro」】
発売時期:2024年
ポイント:ディスプレイ以外のスペック情報はまだ不明
・ここ最近のiPad Proシリーズの発売時期
2020年3月:「11インチiPad Pro (第2世代)」「12.9インチiPad Pro (第4世代)」を参照
2021年4月:「11インチiPad Pro (第3世代)」「12.9インチiPad Pro (第5世代)」
2022年10月:「11インチiPad Pro (第4世代)」「12.9インチiPad Pro (第6世代)」
2:5年ぶりとなる、大型アップデートモデル
複数のアナリスト、経済メディアが指摘。
それによると、今度リリースされる新型「iPad Pro」では、大きな機能改善・スペックアップがなされる模様。
経済メディアのbloombergに至っては、「2018年以来となる、大型メジャーアップデートモデルとなる」と、いささか大げさな表現で伝えています。
New→3:有機ELディスプレイOLEDを搭載
・新型 iPad Pro、両モデル向けの有機ELディスプレイが開発中
シンクタンクDSCCのアナリスト、ロス・ヤング氏によれば、「次期iPad ProはLPTO有機ELディスプレイ(OLEDパネル)を搭載する」とのこと。
くわえて韓国サイトThe Elecによれば、Appleは現在、ディスプレイメーカー最大手・サムスンディスプレイとiPad Pro向けの有機ELディスプレイの開発を行っています。
4:新型SoC「Apple M3」を搭載
2024年登場の新モデル「13.0インチ iPad Pro 第7世代」「11.0インチ iPad Pro 第5世代」に関しては、アップルの新型チップ「Apple M3」の搭載が予想されています。
・Apple M1とApple M2、M3のスペック比較表
Apple M1 | Apple M2 | Apple M3 | |
登場年 | 2020 | 2022 | 2023年10月 |
コア数 | 8コア | 8コア | 8コア |
GPUコア数 | 7コアまたは8コア | 最大10コア | 最大10コア |
Neural Engineコア数 | 16コア | 16コア | 16コア |
メモリ | 最大16GB | 最大24GB(16GB/8GBも用意) | 最大24GB |
メモリ帯域幅 | 66GB/s | 100GB/S | 100GB/s |
TFLOPS | 2.6TFLOPS | ー | ー |
ニューラルエンジン演算 | ー | 15.8兆演算 | 18兆演算 |
製造プロセスnm | 5nm | 5nm | 3nm |
トランジスタ数 | 160億個 | 200億個 | 250億個 |
CPU周波数 | 0.6~3.2 GHz | ー | ー |
CPU性能 | ー | M1比で18%高速 | ・高性能コア:M1比30%高速
・高効率コア:M1比50%高速 |
GPU性能 | ー | M1比35%高速 | M1比65%高速
M1比2.5倍のGPU性能 |
AI処理性能 | ー | M1比40%高速 | M1比60%高速 |
New→5:本体が0.1mm薄型化
・有機ELディスプレイにより
液晶ディスプレイに比べ部品点数が少ない有機ELディスプレイを搭載することにより、新型iPad Proでは、両モデル共に0.1mm本体が薄くなります。
6:14.1インチモデルが登場。ライバルはSurface
・さらなる大型iPad Proの登場
複数レポートによると、2024年には、大型14.1インチディスプレイを搭載した「iPad Pro 14.1型」が登場します。
なんでもこの新モデル、マイクロソフトの「Surface Pro」シリーズを意識して開発されているとのことで、登場の際には iPad のビジネスユースの幅がさらに広がることとなりそう。なお、ディスプレイにはミニLEDパネルを採用します。
また14インチモデルは既存のiPad Pro 11インチ/12.9インチを置き換えるものではないとのこと。すなわち14.1インチモデルの登場により、iPad Proシリーズは3モデル体制となります。
・Surface Pro8
7:有機ディスプレイ搭載のメリット
・有機ELディスプレイの供給メーカー
有機ELディスプレイの供給元はiPhoneシリーズと同じく、ディスプレイメーカーとして世界シェアナンバーワンを誇る韓国サムスンディスプレイ。
くわえて、そのライバルであるLGディスプレイからも供給される模様。
・有機EL iPad搭載のメリット
レポートによると、この有機EL iPad Proでは、既存のモデルと比較して、輝度の向上、コントラスト比の向上、色精度の向上、リフレッシュレートなどが改善。
iPhone 14 Pro モデルでの常時表示モードのように、最低 1Hzでの低リフレッシュレートも可能となります。
・バッテリー持ちアップが期待できる新技術の搭載
さらには、「スタックタンデム」というディスプレイ技術が採用されます。
これはパネルの耐久性を高めつつ、消費電力を30%削減できるというテクノロジーで、さらなるバッテリー持ちの向上が期待できます。
・有機EL(OLED)、液晶ディスプレイ、マイクロLEDの性能比較
比較してみると、液晶ディスプレイに比べ、多くのメリットがあることが分かります。
有機ELディスプレイ | 液晶ディスプレイ | マイクロLED | ||
---|---|---|---|---|
表示の 綺麗さ |
精細度 | ○ | ○ | ○ |
明るさ | ○ | ○ | ◎ | |
コントラスト | ○ | △ | ○ | |
薄型化 | △ | × | ◯ | |
視野角 | ○ | △ | ○ | |
応答速度 | ○ | △ | 〇 | |
信頼性 | 画面寿命 | △ 10,000時間ほど |
○ 20,000時間ほど |
○ 20,000時間ほど |
省電力 | 消費電力 | △ | × | △ |
省スペース 小型化 |
厚み | △ | × | ◯ |
量産対応 | 量産性 | ○ | ○ | × |
コスト | △ | △ | × |
参考文献:双葉電子工業公式ホームページ
8:本体軽量化・大画面化
・本体薄型化・軽量化
これは前述の「有機ELディスプレイ搭載のメリット」とも関わりますが、有機ELディスプレイの搭載により、バックライトがいらなくなるなど部品点数が少なくなることに。
ひいてはiPad Pro本体のさらなる軽量化が可能となります。
・ディスプレイ大型化
加えてディスプレイサイズも、これまでの11.0インチと12.9インチから、それぞれ0.1インチずつ拡大。11.1インチと13.0インチが提供されるものとなります。
9:11.0インチiPad Proでの、ミニLEDパネル搭載
・著名アナリストの意見
一方、TFインターナショナル証券のアナリストMing-Chi Kuo氏によると、「12.9インチiPad Pro」と同様、将来的には「11.0インチiPad Pro」でもミニLEDパネルが搭載されることになるそう。
ミニLEDパネルは2021年春発売の「12.9インチiPad Pro 第5世代」ではすでに搭載済。「コントラスト比」「画面の明るさ」といった点で、通常の液晶ディスプレイを上回る性能を備えます。
・搭載されないとの声も
一方で、ブルームバーグやシンクタンクDSCCなどは、 11.0インチiPad ProにミニLEDパネルが搭載されることは無いと主張します。
・ミニLEDパネルを搭載する、12.9インチiPad Pro 第5世代
10:iPad Pro用、簡易版「Mac OS」が開発中
これまでもアナリスト情報としてiPad OSとMac OS統合の話は度々出ていました。が、2022年10月には、さらに踏み込んだ話が浮上しています。
実績のあるリーカーとして知られるMajin Bu氏によれば、アップルは現在「Apple M2」をを搭載するiPad Pro向けに「簡易版Mac OS」を開発中とのこと。
このOSにより、いよいよiPadシリーズでMacアプリが動くことになります。
According with my source Apple would be testing a smaller version of macOS exclusively for the new iPad Pro M2!
"Mendocino" should be the codename for macOS 14. A simplified version should be planned for the M2. pic.twitter.com/f4RrainlZ1— Majin Bu (@MajinBuOfficial) October 20, 2022
11:さらにベゼル幅が小さく狭く
アメリカの経済メディア・ブルームバーグによると、アップルは新たな製造プロセスを採用、それにより次期「iPad Pro」ではさらに本体ベゼル幅が小さく狭くなります。
なおこの製造テクノロジーは、今年発売の「iPhone 15」「iPhone 15 Pro」シリーズでも採用されるとのことです。
12:カメラ性能がアップ。トリプルカメラ搭載か
米ブルームバーグの22年6月のレポートによると、次期「iPad Pro」では、カメラ性能がアップグレードされます。
ただリーク情報を見るに、22年10月発売見込みの「iPad Pro 6」ではカメラ性能のアップデートはなく、そのため、2023年発売の「iPad Pro 7」でのカメラ性能の向上が期待されています。
・3眼トリプルカメラ搭載か
この「カメラ性能のアップデート」について、具体的な詳細はまだ不明ですが、一説にはiPhone 14 Proなどと同じく、「3眼トリプルカメラ搭載」になるとも。
13:画面指紋認証の搭載。Touch IDが復活
・画面認証でTouch IDが復活する
レポートによると、アップルは現在、iPad・iPhone各モデルでの画面指紋認証機能の搭載を目指して研究中。
2023年には、まず第一弾として「iPad Air」にて画面指紋認証機能が搭載、その後各iPadモデルで指紋認証機能が搭載されるといいます。
14:予想デザイン。新デザインの採用
米経済メディア・ブルームバーグによる2021年12月のレポートによると、次期「12.9インチiPad Pro」「11インチiPad Pro」では、本体デザインが新しいものとなります。
・予想デザイン
15:本体価格が高くなる
有機ELパネルの搭載が伝えられる新型たiPad Proですが、現モデルに比べ本体価格は幾分か高くなるようです。
これは、有機ELパネルの調達コストの高さによるため。
なお、このiPad Pro有機ELパネル、供給元は韓国サムスンおよび LGディスプレイになるとのこと。
16:iPad Airもサイズの異なる2モデルが登場か
台湾のシンクタンクDigiTimesが 兄弟モデル「iPad Air」シリーズに関し、2023年10月に気になるレポート。
それによると、アップルは現在、既存のサイズのiPad Airに加え、新たに12.9インチモデルのiPad Airを開発中とのこと。なお、同様の話は大手ITサイト9to5Macをレポートしており、信憑性の高い話となっています。
17:折りたたみ型iPadが2024年登場へ
レポートによれば、アップルは現在、折りたたみ型のiPadを開発中。
このモデルは以前から噂の「折りたたみ型iPhone」より発売が早くなり、2024年にリリースされる可能性も十分あるとのこと。
なおデバイスの性質的に、この折りたたみ型iPadはiPad Proシリーズに近い高級モデルになると見られています。