iPhone 8・X・8 Plus、性能スコア差があるか統計分析をする

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iPhone 8・X・8 Plus、性能スコア差があるか統計分析をする

アップルの大人気スマートフォン「iPhone X」「iPhone 8」「iPhone 8 Plus」。今回は、統計分析の観点からこれら3機種の性能を比べました。

①:性能の安定性とスコア平均値

「iPhone 8」「iPhone 8 Plus」「iPhone X」、どのモデルが最もベンチマークスコアが高いものでしょうか。

また実際の使用において、どのモデルが、より安定した動作を示してくれるのでしょうか。

そのことを検証するために、今回、ベンチマークソフト GeekBench 4 のベンチマークスコアから「安定度(変動係数)」を求めました。ベンチマークスコアの標準偏差をスコアの平均値で割ることで、スコアの安定性(振れ幅が小さく、安定したベンチマークスコアを示すことができることを示す)を求めることができます。

  • 「安定度(変動係数)」=標準偏差SD (「分散」の2分の1乗)÷ 平均値

この変動係数の値を比べることで、そのスマートフォンのスコアのバラつきを比較することが可能。すなわちバラつきが小さい端末は、「より安定して性能を発揮できる」と解釈することができます。

・分析結果

ベンチマースコア平均値※1 標準偏差SD 変動係数
iPhone 8 10201.351 177.967 0.0174
iPhone 8 Plus 9709.653 418.186 0.0431
iPhone X 10241.101 252.281 0.0246

※1:求めたスコアは「GeekBench4 マルチコアスコア」。サンプルサイズ(データの個数)は20

グラフにしてみると、iPhone 8 Plusにおいてスコア変動幅が大きいことが視覚的にもわかります。

結果、

ベンチマーク平均スコアが最も高かったのは「iPhone X」

変動係数が小さい=スコアのバラつきが少ない=安定した性能を示しているのは「iPhone 8」

という結論になりました。

②:ベンチマークスコアの「違い」は、本当に「違い」と認められるか

さてベンチマークの平均スコアが勝っていたのは「iPhone X」でした。この結果は「iPhone X が、最も性能が勝っている」ことを意味するでしょうか?

どういうことかと言えば、「そのベンチマーク計測において、たまたま高い(低い)スコアが出ただけ」ということがあり得るからです。

そのため3機種の平均スコアに差がある、すなわち性能に差があることを調べるため、今回は統計的検定の一種であるテューキー法により多重比較検定を行ないました。

結果、統計的有意(統計的・科学的に差があるということ)は認められませんでした。

すなわち「iPhone Xの性能が一番勝っている」と結論付けられません。もちろんこれは、「少なくともGeekBench 4においては性能差が認められない」という意味になります。

③:結論・まとめ

・ベンチマーク平均スコアが最も高かったのは「iPhone X」

・変動係数が小さい=スコアのバラつきが少ない=安定した性能を示しているのは「iPhone 8」

・しかし、3機種のスコア平均値に差があることは統計的には認められなかった

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